2019.6.1 悩み
日常的にできる若ハゲの対策!若くして薄毛になる原因とは
若ハゲ。正式名称は若年性脱毛症。あまり耳に心地良く響く言葉ではありませんよね。早ければ10代の後半くらいから、薄毛という感覚でお悩みを持つ方も出てくると思います。最近では、若い女性の悩みとしてもクローズアップされ、抜け毛対策などをされている方も増えてきています。ここでは、そのような若者の薄毛「若ハゲ」についてとりあげ、原因と対策を考えてみたいと思います。
若ハゲの主な要因
睡眠不足
私たちの身体は、主に活動している時に機能する「交感神経」と、リラックスしたり身体を休めてメンテナンスする時に機能する「副交感神経」とのバランスで成り立っています。睡眠時間の乱れや睡眠不足が継続すると、身体がどのタイミングでメンテナンスすれば良いかわからなくなり、本来回復すべき疲労が蓄積したままになったり、成長ホルモンの分泌が悪くなったりします。
これにより髪や頭皮も影響を受け、薄毛やハゲを進行させる要因となる場合があります。
ストレス
日常生活で受ける様々なストレスも髪の成長に影響を与えるものです。ストレスは、身体を緊張状態にさせ、「血管を収縮」させてしまうという作用を及ぼします。これは本来、筋肉に素早く血液を送り、緊急状態にうまく対処できるようにするために起こる身体のメカニズムです。
ところが、日常的にストレスを受け続けると、身体が常に防衛体制に入り、うまくリラックスできなくなってきます。結果として、頭皮への血流も悪くなり、髪の成長も阻害されてしまします。もちろん、ちょっとしたストレスで髪への血流が全て滞るわけではありませんが、日常的に過度なストレスを受けると髪にも良い影響はありません。
食生活
食生活は、睡眠不足やストレスとは別の観点ではあるものの、髪の成長に関係している重要なものの一つです。睡眠不足やストレスを「髪の発育サイクルへの悪影響」とするなら、偏った食生活は、「髪の発育そのものの材料不足」を引き起こす可能性があると言えるでしょう。一般的に、髪に必要な三大栄養素は「タンパク質、ビタミン、ミネラル(亜鉛)」とされます。
食事を抜いたり、偏食したり、インスタント食品やファストフードを多く取るような生活が続くと、これらは必然的に不足していき、薄毛やハゲを進行させる原因となってしまいます。
遺伝
医学的な観点で見ると、やはり遺伝的な要素が薄毛やハゲの要因としてあるのは事実です。しかしながら、遺伝だから「もう無理」と考えるのは時期尚早です。というのも予防という観点で、日常的にできる限りのケアーをするのと、何もしないのとでは当然の事ながら髪が薄くなっていくタイミングに違いが出てくるからです。
また、若ハゲの場合においては、必ずしも遺伝だからそうなっているとは言い切れず、ただの「生活の乱れ」が原因である場合もあります。さらに、たとえ遺伝的側面がある場合においても、現在では医学的に効果が認められている「処方薬」を使うことも可能となっています。一方的に諦めるよりは、前向きにできるところから対策していくことが大切だと言えます。
若ハゲになりやすいのはどんな人?
「生活の乱れ」がある人(食・睡眠)
遺伝という原因を除いて考えた場合、若ハゲになりやすい人のほとんどは上述したような「睡眠不足傾向」にある場合や「不規則な睡眠習慣がある人」、また食習慣として「日常的に朝食を抜く人」、「過度にジャンクフードを口にする人」、そもそも「食が細い人」、「ダイエットをし過ぎる人」などが考えられます。
また、肝機能を低下させるものとして、日常的に「お酒を摂取しすぎる場合」も注意が必要となります(肝臓は栄養素を蓄えておくことだけでなく、代謝や排泄などとも関わることから、肝機能が低下すると髪だけでなく健康そのものが損なわれていきます)。
神経が細やかな人(ストレス)
交友関係や職場環境において日々ストレスにさらされている場合は、髪にも悪影響が出てきます。また同じ生活環境であっても、性格的に気を使いすぎる人、悩みやすい人などは注意が必要です。コントロールするのが難しいこういった場合の対処法は、積極的に「ストレス解消のための何か(例えば趣味など)」を取り入れることです。
ストレスを日常的に感じていても、それを解消できる何かを持っていれば、ストレスともうまく付き合っていけます。
髪や頭皮のケアーに間違いのある人(パーマやブリーチの多用も)
あまり髪を洗わない不潔な場合だけでなく、整髪料を付けたまま寝てしまうことが多い人、洗ってもシャンプーをきっちりと洗い流せていない人も注意が必要です。逆に一日に複数回シャンプーする人も問題が出てくる可能性があることを覚えておきましょう。これは、洗いすぎることで、頭皮の皮脂の分泌量が過度に増えてしまい、毛穴が詰まったり栄養分の供給を阻害してしまうためです。
また、髪そのものへのダメージとしては、パーマやブリーチなどの薬剤があります。若い人ほど髪型や髪の色に拘りを持つ傾向がありますが、短期間に何度もパーマをあてたり脱色したりしていると、髪に多大なダメージが及んでいきます。このような傾向がある場合、必然的に髪が抜け落ちるリスクが高まっていき、薄毛や若ハゲを招いてしまう可能性が増えてしまいます。
若ハゲ対策(日常的に取り組めること)
規則正しく、しっかりと眠る
睡眠時間を正しく確保することで、身体の疲労だけでなく精神面での回復も行なわれます。また同時に成長ホルモンが分泌されることで髪の発育も促されます。今日寝る時間と明日寝る時間が大幅に異なるようなことはせず、生活にある程度決まったリズムを持たせることで、身体がスムーズにメンテナンスモードに入れるようになり、その精度も高まっていきます。
ストレス解消法を確立する
音楽や読書、軽いジョギング、ウォーキング、ペットと遊ぶなど、どのようなものでも結構ですが、「それをしている時は夢中になって楽しめる何か」を見つけてください。また、できるだけ「いつでもそれをすることが可能なこと」を選ぶと良いでしょう。
例えば、「コンサートに行って発散する」というようなものであれば、毎日することは困難と言えます。このような場合であれば、「カラオケに行って大好きな歌手の歌を歌う」などを取り入れながら、日常的にストレスを発散できる手段を確立させておくことがポイントとなります。
バランスの良い食事をする
毎日3食、バランスの良い食事を心がけてください。特に髪に必要な三大栄養素として「タンパク質、ビタミン、ミネラル(亜鉛)」がありますので、これらを少しでも意識した食事ができると良いでしょう。「タンパク質」を具体的な食品として考えるのであれば、主に肉魚卵などの「動物性のタンパク質」、納豆や豆腐などの「植物性たんぱく質」とに分かれます。取り過ぎて脂肪になるリスクを回避することまで考えると、「植物性たんぱく質」を積極的に摂取すると良いでしょう。
「ビタミン」については、髪の発育に関わるものとして特に大切な働きをするのが、ビタミンB2やB6などの「ビタミンB群」です。ビタミンB2としては青魚や大豆など、ビタミンB6では肉類や鮭、バナナなどがあります。「ミネラル(亜鉛)」については、牡蠣や牛モモ肉などが考えられます。これらいずれの食品も偏りなくバランスの良い食生活を心がけることが基本となります。
髪は丁寧に洗う(一日に複数回のシャンプーはしない)
「髪をどのように洗うか」は、髪を正しくメンテナンスするという意味でとても重要です。もちろん、面倒だから洗わないといったのは論外ですが、ゴシゴシと爪を立てて洗いすぎたり、ササッと洗ってぱっと流すような習慣がある場合は、今すぐ見直すことをお勧めします。理想的には、「ぬるま湯」で「指の腹」を使い「頭皮を優しくマッサージ」するように洗うのがお勧めです(質の高い美容院では実践されている洗髪法です)。
そしてシャンプーを洗い流す際、「髪や頭皮にシャンプーが完全に残らないように丁寧に洗い流すこと」がとても重要となります。また、できる限りシャンプーは「一日に一回だけ」にしておきましょう。
育毛剤を使う
薄毛が気になり始めたり、若ハゲを心配される状況であれば、身近な予防法として育毛剤を使うことも効果的です。これは現実的に「育毛」という生えることを主眼とするのでなく、「脱毛を予防すること」を目的として利用するのが正しい判断だと言えます。
というもの、一般的に育毛剤は髪を生やす成分が十分に含まれておらず、日常的に塗布しているレベルでは髪を生やすという効果まではあまり期待できないからです。むしろ、血行を促進し、頭皮を清潔に保つために使うといった使い方がクレバーな利用法になります。
若ハゲ対策(本気で若ハゲ改善を目指すなら)
「若ハゲ対策のまとめ」でご案内したような形で、日常的にはある程度、薄毛やハゲの予防(進行を食い止めること)は可能だと言えます。それでも、これらだけでは根本的に「髪を生やす」という改善までは見込めないのが実情です。特に、若ハゲとして明確に症状が出ている場合では、クリニックなどを訪れ「処方薬」の提供を受けることを強くお勧めします。処方薬には「ミノキシジル」や「フィナステリド」と呼ばれるものがあり、これらは医学的見地からもその効果が高いことが実証されています。
随時「無料カウンセリング」実施中
当クリニックでは、これらの処方薬を適切にご提供し、AGA(男性型脱毛症)治療の専門機関として、薄毛や若ハゲなどに悩む患者様から多くのご満足を頂戴しております。気になり始めた段階で早めにご来院いただければ、より効果の高い治療が見込めますので、どうぞお気軽にご相談ください。