ミノキシジルとは?
ミノキシジルはもともと血圧コントロールの薬を開発する過程で発見された成分で、のちに発毛効果があることがわかり薄毛や抜け毛の治療に利用されるようになりました。
ミノキシジルは血管拡張作用と新たな毛細血管の造成作用で、毛根への血流を増加させます。血流を改善することで、毛乳頭細胞や毛母細胞が活性化され発毛を促進すると考えられています。
ミノキシジルの効果とは?
薄毛や脱毛の原因はさまざまですが、ほとんどの薄毛においてミノキシジル内服を中心とした治療で毛髪を増やしていくことが可能です。ミノキシジルは世界の多くの国で承認され、今やその発毛効果で有名になりました。
社会環境の変化に伴い、生活の乱れや心身のストレスによって頭皮の血管も緊張し、脱毛したり栄養不足になって毛の成長に悪影響を与えていきます。ミノキシジルを内服することで頭皮の血行が促進され、頭皮状態が改善します。その結果頭頂部やM字になりやすい生え際に少しずつ毛が生えていくようになります。
外用薬の塗るタイプのミノキシジル(リアップなど)もありますが、それでは吸収率も悪く、ほとんど効果が得られないのが実情です。また内服ミノキシジルは男女の薄毛の両方に効果を発揮します。1日1カプセルを飲むだけですので、治療が簡単というのも美点の一つと言えるでしょう。
大きな副作用が少ないのも美点のひとつです。大きな副作用はほとんどなく、ほとんどの方が「体毛が少し増える」程度です。もちろん、可能性としては細かいものもありますが、その点についても当院ではカウンセリングや診察で事前に細かく説明しておりますので、どんなことでもご質問いただければ幸いです。
ミノキシジルを服用する時の注意点
薄毛の改善のためのミノキシジルを服用ですが、幾つか注意点があります。まず処方されたら忘れないように毎日飲み続けることが大切です。毛には生える周期があるため、1~2週間程度の短い期間ですぐにふさふさになったりするわけではありません。平均的には早くても3ヶ月間、徐々に効果が出始めていると感じられるようになるまでは6ヶ月~1年ぐらいは期間が必要になります。
薄毛を放置していた期間が長く、かなり進行していた場合は1年以上の治療期間が必要な場合もありますので、主治医と相談をしながら改善できているのかどうかを確認しながら続けていくことになります。心身に異常を感じたときには服用を続けるのではなく、きちんと診察をして状態を診てもらうことも治療のためには大切です。
ミノキシジルとフィナステリドの併用による効果
男性の場合は、発毛を促していくミノキシジルと、AGAの進行を遅らせる効果があるフィナステリドの両方を併用することで、発毛効果を強めることが可能です。両者は全く違うメカニズムで作用するので、併用は効果的です。
東京AGAクリニックではこの2つの成分をひとつのカプセルとして処方しますので、飲むのも簡単です。ミノキシジルとフィナステリドの併用をするときも、正しく説明を受けてクリニックから直接処方されたものを、きちんと継続的に服用していくことが重要です。
AGA治療薬の処方は専門の医師にご相談ください
薄毛の改善のために効果があるとされるミノキシジルを使いたいと思ったら、医薬品なので専門のクリニックで相談するようにしましょう。髪の毛の悩みは家族や友人などにも相談しにくいですし、クリニックに行くのにも恥ずかしい思いをしてしまうからと、勇気を出せずに治療に踏み切れない方も少なくありません。
個人輸入であれば通販のような感覚で利用できて、誰とも顔を合わせずに購入することができますが、医薬品を服用する際には少なからずリスクは存在します。個人輸入サイトは販売方法が法的に問題のあるサイトも多いですし、そこで購入したとしても送られてくるお薬が本物であるかどうかわかりません。
近年、とくに偽造薬品(ニセモノのお薬)が世界的に問題になっています。ニセモノは効果が無いだけならまだしも副作用を起こすこともあり得るので注意が必要です。そういった危険を避けるためにもクリニックで処方されたミノキシジルを内服することが推奨されます。
まずはミノキシジルが利用できるのかどうかをクリニックで判断するために、医師に相談をするところから始めてみましょう。問診を行い現状の頭皮環境や食生活などをチェックし、状態を把握できるように努めます。診察や問診により、ミノキシジルを処方して治療を問題なくできるのかどうかを見極めます。問題なければ処方を受けて、後は服用を続けて定期的に通いながら、頭皮の状態を確認しながら希望する状態まで髪の毛が生えるように、医師と二人三脚で治療を進めることになります。